青い空

yamato3LDk2005-03-10

今日もいい天気でした。当たり前のような青い空。でも、60年前のこの日、東京の空は黒かった。
1945年3月10日の東京大空襲から60年。戦災体験者や遺族達によって「東京大空襲展」が開催され、体験者の証言を絵や写真、手紙、ビラなどとともに紹介されていました。体験証言者として参加している元木キサ子さんからお知らせをいただき会場の六本木ヒルズまで行きました。元木さんは50歳を過ぎてから桐朋学園の音楽科に通っていたエネルギッシュなおばあちゃん。今も歌で活動をしながら、戦争の体験談を伝えるためにこの企画に参加。元気な元気なおばあちゃんです。
空襲の時にはぐれてしまった親が自分を探したために逃げ遅れたのではないかと今も心を痛めているそうです。いつも笑顔の元木さんから戦争での悲しい体験を聞いたのはちょっとショックを受けました。ああ、戦争って本当にあったんだなって。
空襲での想像を越える悲惨な状況、被害の大きさなんかを聞いてもどうしても他人ごとになってしまう。リアルじゃない。でも、目の前にいるその人の体験となると違ってくる。信じたくないと思ってしまう。つまりリアルに感じてしまうんですね。
体験者から直接話を聞く機会なんてなかなかありません。今日感じたことを忘れないようにして、平和をリアルに祈ります。